

当期の経営環境や業績について
2025年度(2026年3月期)の日本経済は、雇用・所得環境の改善や企業収益の底堅さを背景に、緩やかな回復基調が継続しました。一方、米国の通商政策や対中関係の停滞、中東情勢に伴う資源価格の上昇など、先行きには不透明感が残っています。
こうしたなか、イノテックグループの当期の業績は、システム・サービス事業が利益面では前期実績に及ばなかったものの、テストソリューション事業が大幅に改善し、半導体設計関連事業が堅調に推移しました。
これらの結果、売上高467億37百万円(前期比11.3%増)、営業利益31億8百万円(同64.7%増)、経常利益29億12百万円(同66.0%増)となりました。また、特別利益として固定資産売却益29億11百万円を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は41億11百万円(同242.6%増)となりました。
2026年度の業績見込みについて
2026年度(2027年3月期)は、雇用・所得環境の改善やDX推進を背景とする企業の設備投資を支えに、緩やかな回復基調が続くと予想されます。一方で、資源価格の動向や米国の通商政策、対中関係など、先行きはなお見通しにくい状況にあります。
当社グループでは、テストソリューション事業は海外向け製品の販売が堅調に推移するとともに、市況の好転により国内メモリー向けテスターの需要回復を見込んでいます。半導体設計関連事業は、EDAソフトウェアの大型契約更新やシステム製品向けツールの拡販により増収を見込みます。システム・サービス事業は、自動車業界の投資抑制の影響を一定程度受けるものの、防衛向け製品やデータセンター向け製品の好調が継続するほか、クラウド決済サービスやセキュリティ関連事業の伸長により、堅調に推移する見込みです。
株主の皆様には引き続きご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
2026年6月
代表取締役 社長執行役員大塚 信行