終了 DX/AIを活用した車載システム開発効率化の次の一手とは

概要:
 自動運転技術やCASEの進展に加え、新たな付加価値向上のためにソフトウェアファーストやSDV(Software Defined Vehicle)が開発に浸透しつつあり、車載システムの開発は今後ますます大規模化、複雑化が進むといわれています。
一方で、開発現場では、人材不足の中で機能安全規格やサイバーセキュリティ対応など、規格や法規制への対応が必要となっており、今後の開発工数の急激な増加へ対応するために、システム開発のDXを推し進めることによる効率化は待った無しの状況です。
本セミナーでは、開発スピードを向上しつつ、様々な規格・法規制に対応する際の課題と対応方策について論じ、開発効率向上のためのAIを活用した最新の事例や開発支援ツールをご紹介いたします。

主催:イノテック株式会社 ICソリューション本部
協賛:SGSジャパン株式会社  株式会社ベリサーブ

開催日時:2023年7月21日(金) 13:00 ~16:00
参加概要:ZoomによるWEBライブ配信のみとなります。
参加費:無料

※Zoomの動作要件につきましては、こちらよりご確認ください。

① (13:00-13:40) 自動車組み込みシステムにおける AI の使用

SGSジャパン株式会社 C&P Connectivity 機能安全マネージャ   青木友保氏

決定論的な従来の組み込みシステムと AI の確率論的な性質について紹介します。これらのアプローチ間の本質的な違いを説明し、決定論的なプロセスが好まれる自動車の組み込み機器において、 AI の予測不可能性によってもたらされる課題を説明します。さらに、AI をこれらのシステムに安全に統合するためのソリューションを紹介します。
従来の組み込みシステムの予測可能性と、自動車業界の将来を形作る重要な要素である AI の適応的で確率論的な性質とのバランスを取る方法論がポイントとなります。

② (13:40 -14:30) AIエンジン連携によりトレース作業をさらに効率的に ~トレーサビリティ管理ツール「ConTrack」による開発DXの最新事例~

株式会社ベリサーブ ConTrack事業開発部 開発課     課長  横田 浩行氏

 CASE、SDVの進展に伴い車載システムへの要求は複雑化の一途をたどっており、ConTrackのように要求と機能の関係性を可視化できるトレーサビリティ管理ツールに対するニーズはますます高まってきています。しかしながら、日本の開発現場においては大量に既存の設計ドキュメントが存在しているため、これらのトレーサビリティをとるための工数的な負担が大きく、なかなかツール導入に踏み切るのが難しいというのが事情です。
ConTrackでは既存のドキュメントに対するトレース作業の負荷を軽減するのを支援すべく、今年の4月に新しくSGSジャパン社のAIエンジンと連携機能をリリースしました。
本セッションでは、このAIエンジン連携機能の概要や開発DXを目的としたConTrackの最新の利用事例をご紹介いたします。特に利用事例では、要求と機能の関係性をトレースするといった本来の使い方にとどまらず、ConTrackならではの意外な使い道についてもお伝えしていきます。

③ (14:40 -15:20) AI技術におけるサイバーセキュリティの課題

Secure-IC KK マーケティング & 研究開発チーム  高崎 裕美子氏、トーマス ペリアニン氏、ヴィッレ ウリマウル氏

 自動車アプリケーションにおけるAI技術の進歩に伴い、業界は新たなサイバー脅威からシステムを保護するという課題に直面しています。本講演では、自動車システムにおけるAI統合に関連する独自のサイバーセキュリティの課題について説明し、組み込みサイバーセキュリティの重要性と、AI主導の自動車運用の安全確保に与える影響について考察します。

 (15:20 -16:00) 最新のAIモデリングテクノロジーによる開発効率の向上

株式会社モーデック  代表取締役社長 嶌末 政憲氏

本セミナーでは、最新のAIモデリングテクノロジーについて、その特徴、効果や事例を中心に解説します。最近、話題となっている生成AIを含むAIテクノロジーの技術動向、モデリングエンジニアの抱えている課題、組織として準備すべき環境等について、3章構成で議論いたします。
1章では、ディープラーニング」と「メタヒューリスティクス」のアプローチの違いやモデリングにおける優位性等について解説します。
2章では、難しい組み合わせ最適化問題を解くために最も実用的で強力なアプローチであるAIメタヒューリスティックスのモデリングツールへの製品化事例とその効果を紹介します。
3章では、ディープラーニングを限られた条件において、パラメータ抽出へ適用した事例を紹介します。また、モデリングへ適用する際の注意点について解説しメタヒューリスティクスを含めた総合的な見解を述べます。

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都合により内容が変更になる場合がございます。
※同業他社の方はお断りさせて頂く場合がございます。
予めご了承ください。

 お申込期日: 2023年7月21日(金) PM12:59まで

お問い合わせ先

部署名:イノテック株式会社 ICソリューション本部

E-mail:ics-promo@innotech.co.jp

本イベントは定員に達したため受付を終了致しました。