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製品チュートリアル

OrCAD と Allegro の違い

「OrCAD」と「Allegro」はいずれもケイデンス(CADENCE)社が開発・サポ―トをしているプリント基板
設計ツールです。主に電子回路設計、回路シミュレーション、基板設計、およびプリント基板の製造に使用
されます。

今回は、基板設計ソフトウエアの「OrCAD®PCB Designer」と「Allegro®PCB Designer」について、
特長や違い、利点などをご紹介します。皆様の環境構築にご参考になりましたら幸いです。

OrCAD とAllegro の互換性について

「OrCAD PCB Designer」と「Allegro PCB Designer」はデータベースの統合化を実現しています。
そのため、データの欠落のない完全互換でのやり取り、同じ操作性、データの表示・編集・保存ができます。
したがって、設計者がソフトウエアの違いを意識することなく、OrCADで作成した基板データをAllegro に
インポートすることや、逆にAllegro で作成した基板データをOrCAD にインポートすることができます。

OrCAD PCB Designer と Allegro PCB Designer の違いについて

(1)機能と複雑さ:

Allegro PCB Designer は、高度なプリント基板設計に特化して開発されており、高密度多層基板、高速デジタル
デザイン、PFデザインなどの複雑な設計に対応しています。

一方、OrCAD PCB Designer は、基本的な機能に加えて、近年ではAllegro 譲りの機能も充実しており、一般的な
小規模から大規模なプリント基板設計に適しています。OrCAD PCB Designer にはStandard 版とProfessional 版の
2つのグレードがあり、よりAllegro に近く、高度なプリント基板設計に適しているのがProfessional 版です。


(2)価格:

Allegro PCB Designer は高度な機能を提供しているため、OrCAD PCB Designer よりも高価です。
前述のとおり、OrCAD PCB Designer は、Allegro 譲りの高度な機能も備えていながら、低価格での提供を実現
しているため、小規模なプロジェクトや個人使用向けにも適しています。

ケイデンスが提供する基板設計ソフトウエアではあれば、プロジェクトの要件、ご予算、使用者のスキルレベル
に応じて、適切なソフトウエアを選択いただけます。
Allegro とOrCAD のようにデータベースの互換性があり、機能のグレードによって複数の製品に分かれていて、
お客様のニーズに合わせた製品選択が可能な基板設計ツールは他社にはない特長の1つでもあります。

OrCAD/Allegroを導入するメリットについて

OrCAD とAllegro は、レイアウトデータ環境が統一化されているため、使用用途に合わせた構成で導入ができ、
圧倒的なコストパフォーマンスを発揮します。

例えば、
Allegro PCB Designer を1ライセンス導入後、端末を増やすためにOrCAD PCB Designer のライセンスを追加
することで、低価格でレイアウトデータの編集環境を1端末増やすことができます。


また、OrCAD PCB Designer を導入後、更なる高度なプリント基板設計をするためにAllegro PCB Designer へ
アップグレードいただくことも可能です。この場合、変わらない操作性、同じ編集・表示方法のまま、より
高度な設計機能をご利用いただけることになります。

OrCAD とAllegro の機能比較


*本資料はバージョン「OrCAD R17.4-2019 S037」「OrCAD R22.1-2022 S005」の情報をもとに作成しています。

*製品構成・機能につきまして、予告なく変更する場合があります。

OrCAD® PCB Designer のご紹介は、こちら からご覧いただけます。

Allegro® PCB Designer のご紹介は、こちら からご覧いただけます。
(外部サイトへのリンクを含んでいます。)




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