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製品チュートリアル

基板設計ソフトをコスパで選ぶなら「OrCAD」

<OrCAD® Captureと同価格帯で導入できるOrCAD®PCB Designer Standard>

近年、多くの回路設計者に導入されている”OrCAD PCB Designer Standard”をご存じでしょうか?
OrCAD PCB Designer Standardは、OrCAD Capture(R)と同価格帯で回路設計ツールに加えて、基板設計、
製造データ出力までを行うための基板設計ツール(レイアウト設計ツール)です。

Allegro譲りのPCB設計テクノロジーであるOrCAD PCB Designer Standardは、回路図作成ツール(OrCAD
Capture)、PSpice Basic(※1)、ライブラリ作成ツール、基板編集・配線(PCB Editor)、制約条件(設
計ルール)管理ツール、基板製造性(DFM)検証機能が含まれています。
また、保有されているOrCAD CaptureからOrCAD PCB Designer Standardへのアップグレードも可能(※2)
です。
  ※1:Ver17.4以降で利用可能です。
  ※2:保守加入中のライセンスを対象に有償でアップグレード可能です。

OrCAD PCB Designer Standardには、上位版にOrCAD(R) PCB Designer Professional、最上位版にAllegro®
PCB Designerがあります。この3つのライセンスは、完全なデータ互換を実現し、設計規模制限はなく、
機能でグレードが分かれております。
※OrCAD PCB Designerの詳細機能は、こちら

<OrCAD PCB ? Allegro PCB ? (OrCAD PCB DesignerとAllegro PCB Designerの違いとは?)>

OrCAD PCB DesignerはCadence社の高多層・高密度・高速PCB設計ソリューション「Allegro PCB Designer」
Data Baseの統合化を実現しています。そのため、データの完全互換はもちろん、Allegroと同じ操作性、Allegro
データの表示・編集・保存ができます。

OrCAD PCB Designerは、高いコストパフォーマンスを実現し、Low-EndからHigh-Endまで様々なレベルでの基板
設計に対応できます。

基板設計受諾サービスを請負っている企業の多くはAllegro PCB Designer を所有いただいておりますが、OrCAD
PCB Designerで部品の仮配置した基板データはもちろん、OrCAD Captureで設計された回路図データも「Allegro
PCB Designer」もしくは「OrCAD PCB Designer」のどちらのCADにもシームレスな受け渡しが可能です。
CADを統一し、設計データをシームレスに受け渡すことで高品質の基板を短期間で設計することが可能となります。

では、なぜ、OrCAD PCB Designer Standardは、回路設計者に爆発的に導入されているのでしょうか。
様々なお客様のニーズ、使用用途を以下でご紹介いたします。

<基板設計は外注でもOrCAD PCB Designer Standardを導入するメリット>

本来、基板設計ツールとして開発されてきたAllegro/OrCAD PCB Designerですが、回路設計ツールと同価格帯で
導入できるOrCAD PCB Designer Standardの使い方によっては、回路設計者の方にもご活用いただけます。

① 回路とレイアウトの協調設計が簡単に行えます(デザイン同期)

  基板設計を依頼後に、回路図の修正となった場合や基板設計時にネットリストやライブラリの情報を変更
  する場合、CADが統一されていないと、双方のデザインを同期することは大変な作業です。
  OrCAD Capture(CIS)とOrCAD/Allegro PCB Designer(Ver.17.4以降)間であれば、回路図データ(Capture)
  の回路情報が変更された場合に回路図と基板データ(レイアウト)間のデザイン同期が簡単に行えます。
  なお、設計制約条件(コンストレイント)の変更も回路図と基板データ間で同期が可能です。
  また、デザイン同期を行う際に回路図と基板データ間での差分一覧を確認することも可能です。
  OrCAD PCB Designer Standardであれば、基板データのレイアウト情報を変更した際の回路図データへの
  デザイン同期も簡単に行えます。

  デザイン同期のご紹介動画は、こちら

② 基板データの検図作業が楽になります

  回路設計者が基板設計業者に依頼後、納品された基板データで、パーツ配置位置のチェック、回路ー基板間で
  変更点の確認(ピンスワップなど)、配信ルートのチェック、設計制約条件のチェック、シェイプで作成され
  た電源パターン幅のチェックなど、さまざまな検図作業があります。
  そこで修正が必要な場合には、基板設計業者へ修正依頼を行います。
  基板設計業者とCADが統一されていない場合、PDFや紙に印刷してのチェックとなり、回路図ー基板データ間
  で同一パーツや同一ネットを探すのに時間がかかってしまいます。
  OrCAD Capture(CIS)とOrCAD/Allegro PCB Designer間であれば、クロスプロービング機能により、回路図
  (Capture)にあるパーツや配線を選択すると基板データ(PCB Editor)側にもハイライト表示でき、パーツや
   ネットの検索が簡単になります。(基板データのパーツや配線を選択して、回路図側にハイライト表示させる
   ことも可能です。)
   ここまでは、OrCAD Captureで可能ですが、細かな基板の修正を自社で行い、基板設計業者とのやり取りを
   短縮したい場合には、OrCAD PCB Designer Standardで実行可能です。

  ※クロスプロービング機能のご紹介動画は、こちら

③ 自社でフロアプラン検討や仮配置をしてから、基板設計を依頼できます

  レイアウト設計を外部委託している場合でも、OrCAD PCB Designer Standardを保有することで、最適な基板
  サイズでの設計や指示が行えるように外部委託する前のフロアプラン検討や仮配置を行うことができます。
  また、納品後のデータのデザインの細かな修正も可能になります。
  ※基板データはAllegro/OrCAD PCB Designerから出力されるデータに限ります。
  仮配置まで自社で行うことで基板設計会社の工数が減ることでコストの削減に繋がり、自社でプロアプラン
  検討やPCBの修正を行うことで基板設計会社などの外部企業とのやり取りが簡略化され、TAT短縮に繋がり
  ます。


④ 基板設計の制約条件を設定することができます(※Ver17.2以降のOrCAD Capture(CIS)で設定可能)
 
  OrCAD Capture(CIS)で基板の設計制約条件をAllegro/OrCAD PCB Designerへダイレクトに受け渡しがで
  きます。
  これにより回路設計者が差動ペアや配線インピーダンスの制約条件を設計者に正確な情報が伝えることが
  可能です。(CaptureとCapture CISで設定できる内容に差があります。)


⑤ PSpice Basicがご利用いただけます
  (※Ver17.4以降のOrCAD PCB Designer Standard/Professionalに搭載)

   PCB設計フローに繋がるOrCAD Captureと統合環境でご利用いただける電子回路シミュレータPSpice(R)A/D
   の機能制限版であるPSpice Basicがご利用いただけます。
   PCB設計のために入力した回路図をそのままシミュレーションに利用できるため、シミュレーション用に再度
   回路図を入力し直す手間がいらず、また、誤った入力などを防ぐことができます。
   PSpice Basicは、PSpiceA/Dから規模・機能制限がございますが、回路の一部を検証したり、採用する部品の
   最適な定数の見当付けなどにもご活用いただけます。

  「PSpice A/D」と「PSpice Basic」の機能比較表は、こちら

   そのほかにも、OrCAD PCB Designer Standardは治具基板の設計内製化や、基板設計会社から納品されたデー
   タの修正などにもご利用いただけます。

<きばっちんぐ.comを使ってAllegro/OrCAD PCB Designer指定で基板設計依頼>

ここまで、OrCAD PCB Designer Standardの導入メリットをご紹介してきましたが、回路設計者がこれらの導入
メリットを得るには、基板設計作業をAllegro/OrCAD PCB Designerで行っていただく必要があります。

現在、貴社で設計を依頼している外部企業がAllegro/OrCAD PCB Designerを所有していなくても問題ありません。
OrCAD 保守ユーザー向けにご提供している「きばっちんぐ.com」をご利用いただければ、Allegro/OrCAD PCB Designerを保有している基板設計会社とビジネスマッチングすることが可能です。
OrCAD Captureで回路設計を行うユーザー(委託)が、40社程度(2022年1月現在)のAllegro/OrCAD PCB Designerで基板設計を受託される企業様(受託)へ一括見積り依頼ができます。(個別見積り依頼も可能です。)
また、OrCAD Captureで回路設計を行うユーザーは、社名非公開で見積依頼やコンタクトすることも可能です。

※きばっちんぐ.comの詳細情報は、こちら

<まとめ>

回路設計者が設計以外にかかる外部へ基板設計の手配や検図作業の負担は時間だけではなく、基板設計・修正
依頼を口頭・メール でのやり取りやPDF・紙ベースの検図作業は、ミスの発生原因にも繋がります。
OrCAD PCB Designer Standardをご利用いただくことで、検図作業や設計依頼・修正への時間を短縮し、作業の
精度も向上させることができます。
また、自社として、回路図ト基板データの整合性を保ちながら資産とすることができ、基板設計に対するノウ
ハウも蓄積することができます。


このように回路設計者がローコストで導入できるOrCAD PCB Designer Standardを活用することで、結果として
短TATで高品質な製品開発に貢献します。




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また、御見積り依頼は当サイト内「見積・購入依頼」をご利用ください。

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