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製品チュートリアル

SPICEシミュレータ 比較~PSpiceを導入するメリット 5選!

PSpiceを導入するメリット~5選!~

<1>PCB設計フローにつながるSPICEシミュレーション
<2>豊富なデバイスモデルとModel Editor
<3>MATLABとの連携
<4>設計品質向上に貢献
<5>品質と技術サポート

<1>PCB設計フローにつながるSPICEシミュレーション

PSpiceは、電子回路設計専用ツール:OrCAD Capture®上で動作するPCB設計フローに繋がる回路設計CADとの統合環境でご利用いただけるシミュレータです。
PCB設計のために入力した回路図をそのままシミュレーションに利用できるため、シミュレーション用に再度回路図を入力しなおす手間がいらず、また誤った入力などを防ぐ事ができます。
Free SPICE Simulatorは、あくまでシミュレータであって回路設計CADではありません。
ネットリスト出力機能を持つシミュレータもありますがメニューが英語であったり、パーツ情報の管理や、シンボルライブラリの管理など回路設計専用ツールではありませんので、PCB設計に繋がる開発・設計には別途回路設計CADが必要となります。

  • *OrCAD PSpice® Designerのご紹介は、こちらからご覧いただけます。

PSpiceで検証した回路ブロックの標準化(IP化)

あるPSpiceユーザー様では、OrCAD Captureの階層設計を利用し、PSpiceで検証済みの回路図を標準回路ブロック化しています。
これにより、PSpiceで検証した信頼性の高い回路図をIPとして管理し、品質の高い流用設計を実現しています。
これも回路設計CADのOrCAD CaptureとPSpiceが統合環境で利用できるからこそ成せる業です。


そのほかのPSpiceユーザー様の事例は、こちらからご覧いただけます。

<2>豊富なデバイスモデルとModel Editor

シミュレーションにはデバイスモデルが必要不可欠です。
PSpiceは、30,000点以上のモデルを標準で用意しております。
また、商用アナログ回路シミュレータの先駆けであるため、半導体メーカや各種電子デバイスメーカー様より、PSpice用のデバイスモデルが多数提供されています。このため、他のシミュレータに比べ、デバイスモデルの入手性は非常に高いです。
さらにPSpice用のSPICEモデルは、他にもさまざまな入手方法がございます。

  • ●保守ユーザー様向けに、ダイオード、BJT(バイポーラトランジスタ)およびパワーMOSの汎用部品を対象にモデル無償作成サービス(月5点)を行っており、サポートサイトより過去に作成されたSPICEモデル(5,500点以上)をダウンロード頂けます。(ご依頼はこちらから)
  • ●PSpiceのコミュニティーサイト、PSpice.comから各デバイスメーカーのPSpiceモデルが入手できます。
    PSpice.com (HPはこちら)
  • ●SPICEモデルを独自開発しているMoDeCH社(※イノテックグループ)のModel On Searchから多くのPSpiceモデルがダウンロードできます。(有償モデルもございます。)
    Model On Serch (HPはこちら

また、PSpice は半導体デバイスの “データシート” の特性からSPICEモデルを作成できる、「Model Editor」を標準で装備しています。
このModel Editorには、ほかにも「SPICEモデルの回路図シンボル自動作成」、「IBISモデルのSPICEモデルへの変換」などの機能があり、幅広いシミュレーションに対応します。
このようにシミュレーションを行うには必要不可欠なシミュレーションモデルを容易に準備できるのはPSpiceの大きなメリットです。
Free SPICE Simulatorは、基本的に「自社デバイスの拡販」などが目的のツールですので、他の競合半導体メーカのモデルは積極的に提供されません。

<3>MATLABとの連携

PSpice は、MathWorks®社のMATLAB®/Simulink® とのインターフェースを持ち、連成シミュレーションを行うことが可能です。
(※PSpice Designer Plus が必要です。)
制御システム中に実デバイスモデルを用いた電子回路ブロック(PSpice Block)を挿入でき、実際のデバイスや回路特性を考慮したシステム全体のシミュレーションを行う事が可能です。
これにより、実際の試作器を作成する前に、システムの問題点などをデバッグすることができます。
また、MATLABの持つ関数をPSpiceから直接利用したり、PSpiceの解析結果をMATLABに直接エクスポートしてグラフ化したりすることも可能です。
他社のSPICEや、Free SPICE Simulatorには、このような連携機能はありません。

  • ※MATLAB/Simulink連携のご紹介ページは、こちらからご覧いただけます。

<4>設計品質向上に貢献

PSpiceには、量産時の歩留まりを予測する「モンテカルロ解析」、シミュレーション波形を実波形データに近似させる「カーブフィット機能(オプティマイザー)」、回路特性に最も影響を与える素子を特定する「感度解析」、使用部品の定格値に対する利用率を表示する「スモーク解析」などの機能もあり、設計品質の向上やコスト削減にも貢献します。(※PSpice Designer Plus が必要です。)
他社のSPICEや、Free SPICE Simulatorには、このような豊富な機能はありません。

  • ※Advanced Analysis機能のご紹介ページは、こちらからご覧いただけます。

<5>品質と技術サポート

Free SPICE Simulatorは無償で提供されるフリーツールであり、自社デバイスの拡販が目的の、いわば「販促ツール」です。買収などによるプログラムの品質、セキュリティ対策、OSのバージョンアップへの対応など、今後将来いつどうなるか分かりません。
OrCAD PSpice は、Cadence Design Systems社の「製品」で、同社の品質保証システムに則って開発・リリースされており、プログラムの修正や、OSのバージョンアップへの対応なども、定期的な更新プログラムによって提供されます。
操作メニューは「日本語」で分かりやすく、設計作業の効率化にも貢献します。
また、メンテナンスのご契約によりインストール時のトラブルや操作方法、使用に当たっての技術的なご質問などにも、専門スタッフが対応致しますので、安心してご利用いただけます。

本製品に関するお問合せにつきましては、当サイト内「ご相談はこちら」をご利用ください。
また、御見積り依頼は当サイト内、「お見積もりはこちら」をご利用ください。

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