【導入事例】社内メインCADとしてOrCADを採用

東和サーキット株式会社は、昭和45年の設立以来、堅実な事業の遂行を基にお客様の信頼を大切に製品作りのサポートを行っております。
当社は、Cadence社のOrCAD（Allegro）での基板設計を請け負える会社であり、40年の歴史と共にアートワーク技術を練り上げ、東京都
港区に腰を据えて実績を積んで参りました。
シミュレーションを含む高速高密度実装基板設計から、開発評価用ボード、回路図入力支援まで お客様の製品作りの一端を担っております。

• ご導入いただいたOrCAD製品

  OrCAD® PCB Designer Standard
  OrCAD® PCB Designer Professional
  OrCAD PCB Productivity Toolbox

• OrCADの導入事例

  当社は、これまでCADVANCEで基板設計を請け負っておりましたが、製品サポートの終了に伴い新CADの選定を進めておりました。
  知名度のあるCADを扱っている数社から検討をした結果、このたびCadence社のOrCADを社内メインCADに採用いたしました。
  OrCADを選定した主な理由は以下4点です。

  
  （1）OrCAD/Allegroは、国内で多くのシェアをもっていること

  　

  　OrCAD/Allegroは、海外はもちろんのこと、国内でも多くのユーザーに使われているツールです。
  　基板設計会社にとって、市場で多く使われているCADに合わせる必要があり、今回の選定をするうえで
  　大きな理由となりました。
  　また、OrCAD PCB Designerは、Allegro PCBの機能を多く踏襲している高いコストパフォーマンスの
  　製品であり、様々なレベルでの基板設計に対応できます。

  　

  　※OrCAD PCB DesignerはCadence社の「Allegro(R) PCB Designer」と同一データベースのソフトウェアです。
  　（機能差によってライセンスグレードが分かれています。）

  
  （2）CADVENCEデータがOrCADへ変換が可能であること

  　

  　OrCAD(Allegro) PCB Designerは、CADVENCEの変換※が行うことができます。これまで設計した資産が
  　変換できることは、流用設計をする上で重要なことです。こちらは、スムーズなCAD業務移行のため、
  　これから利用していきます。

  　

  　※変換できるデータは、基板データ（Footprint、Padstack含む）のみであり、100％の変換を保証
  　　するものではございません。
  　※変換にはASCII形式のCADVANCEデータが必要です。

  
  （3）きばっちんぐ.comで新規顧客獲得が見込めること

  　

  　当社は、基板設計を請け負える会社として、イノテックの提供サービス「きばっちんぐ.com」
  　（基板設計委託のビジネスマッチングサービス）にも受託会社として登録しております。
  　新CADを導入する際、新規顧客を獲得することは非常に難しいですが、こういった新規顧客獲得の
  　チャンスがあるサービスがあることも、選定理由の１つです。

  　

  　※きばっちんぐ.comについてのご紹介は こちら

  
  （4）回路図入力支援との連携をシームレスに行なえること

  　

  　当社では、過去よりOrCAD Captureを利用した回路図入力支援を行っておりました。
  　こちらも多くの回路設計ユーザー様がOrCAD Captureを利用していることから採用をしておりましたが、
  　今回のOrCAD PCB Designerの導入により、シームレスな設計を進めることができるようになりました。
  　OrCAD Captureは開発が進むにつれ、よりOrCAD PCB Designerと連携機能が増えておりますので、
  　これからOrCAD Captureのユーザー様には一層、品質の高いサービスをご提供出来るかと存じます。