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【導入事例】イノテックのものづくりを支援するOrCAD-信頼性の高い国産組込みコンピュータ製品-

イノテック株式会社 インテリジェントシステムソリューション本部

この事例で使用したOrCAD製品

当社イノテック株式会社は、1987年の創業以来、欧米企業の革新的なテクノロジーを国内のエレクトロニクス企業へ紹介する
技術商社として成長を続け、2000年以降はこれまで培ってきたノウハウや知見を活かし自社開発製品も強化しています。
今回は「INNINGS」のブランド名で信頼性の高い国産産業用CPUボードや組込みシステム製品の開発と販売を行っている
インテリジェントシステムソリューション本部(以下、ISS本部)の製品とそのものづくりについてご紹介します。

どのような製品の開発をしていますか

INNINGSのブランド名で自社製のインテルCPU搭載の組込み市場向けボードやBOX型PCの開発をしています。

導入業界は、医療系/インフラ/産機をはじめとし幅広く、24時間稼働を前提に、信頼性が求められる業界への
導入実績が多いです。

また主力製品の1つである、EMBOX Type AE1010 はサイズが小さいことが大きな特徴です。名刺2枚分のサイズで
Intel ATOM (Elkhart Lake)搭載なので省スペースかつ低価格化を実現しています。

最近のATOMプロセッサーは旧世代のCoreプロセッサーよりも価格が安くて高性能なので置き換えの引き合いが
多くなっています。

■ INNINGS製品の強み ■

1.国産
 高い信頼性を実現するため設計から製造まで『国産』にこだわっています。
 また全ての工程を国内で行っているので、サポートの早さ、柔軟性も特徴の1つです。

2.ユニークな機能として、USBデバイスへの給電操作をアプリケーション上で
 コントロールが可能です。非応答になったデバイスに対して物理的に抜き差しする
 手間を省くことができます。

3.小型でありながら豊富なIOを用意しています。

今後の取り組みを教えてください

お客様のニーズに合わせて、CPUを選択できるように1つのBOX型PCのサイズで、XEON~ATOMまですべての
プロセッサーが搭載可能な製品の開発を進めています。

また、前述のとおり、販売先は業界を問わないので、コロナ禍が明けてきた今、インバウンド向けインフラ
機器の引き合いを期待しています。

設計環境を教えてください。

2~3名の設計者で回路設計にOrCAD Captureを使用し、アートワーク設計は外部に委託しています。

OrCAD製品の選定理由を教えてください

1つは操作性です。
過去に作成した回路図やシンボルの流用ができるなど、回路設計までの前準備のハードルが低いです。
初めてOrCADを使用する人でも、すぐに設計が開始できるほど直感的で使いやすいUIだと思います。

他には、国内外でのシェアが高いことです。
OrCADを導入している会社が多いため、実際に外注先のアートワーク設計会社とデータのやり取りが
容易にできています。

よく使う機能があれば教えてください

(以下に、掲載の画像はイメージ図を用いています。)

プロバイダー検索機能です。

回路図シンボルやフットプリント、3D STEPモデルをCapture画面から検索、配置ができるため、
ライブラリ作成にかかる時間を短縮できています。

R17.4から追加されたプロバイダー検索は、OrCAD Capture の標準ライブラリに登録されていないパーツも、インターネット上の<br>パーツデータベース(SamacSys・UltraLibrarian)から検索し、回路シンボル、PCBフットプリント、3Dイメージデータなどを<br>無料でダウンロードし、回路図に直接シンボルを配置することができます。

R17.4から追加されたプロバイダー検索は、OrCAD Capture の標準ライブラリに登録されていないパーツも、インターネット上の
パーツデータベース(SamacSys・UltraLibrarian)から検索し、回路シンボル、PCBフットプリント、3Dイメージデータなどを
無料でダウンロードし、回路図に直接シンボルを配置することができます。

もう1つはFree Viewerです。
PCB Designerを導入していなくても、Free Viewerで検図作業が行えています。

配線やパーツをクリックすると、回路図とレイアウトがハイライト表示されるので
ネットの検索が簡単で、今まで面倒だった検図作業ができています。

ーパーツハイライトー

ーパーツハイライトー

ーネットハイライトー<br><br>R17.4 では、無償で利用できる Allegro Free Physical Viewer で表示したPCBデータと、OrCAD Capture の回路図の間で、<br>クロスプロービングが可能になりました。Capture の回路図から設計した Allegro または OrCAD の PCB データがあれば、<br>回路図とクロスプロービングを行いながら、PCB 設計データの確認を行うことができます。

ーネットハイライトー

R17.4 では、無償で利用できる Allegro Free Physical Viewer で表示したPCBデータと、OrCAD Capture の回路図の間で、
クロスプロービングが可能になりました。Capture の回路図から設計した Allegro または OrCAD の PCB データがあれば、
回路図とクロスプロービングを行いながら、PCB 設計データの確認を行うことができます。

購入を検討されている方へOrCADのメリットを教えてください

メリットを挙げるとすると以下の3点をご紹介します。

1.ライセンス形態とサポート
コロナ禍をきっかけに、やむをえず在宅勤務が増えましたが、国内WANに対応したライセンスを導入していたので
設計作業面では大きな影響を受けることなく業務をこなすことができました。またツールを使う上で分からない
ことが出てきた際、迅速なレスポンスで疑問点が解消されています。
チュートリアルの類のドキュメントや、トレーニング動画も用意されているので、新人の育成の点でも助かりました。

2.機能の拡張性
現在は、少人数で設計を行っているため設計データや部品ライブラリを個人で管理している状況ですが、将来的に
設計者が増えた場合、各種データの共有化が業務効率化には必要と思っているので、OrCAD営業部から紹介いただいた
設計データ管理機能(OrCAD EDM *1)や部品データべース連携(OrCAD Capture® CIS *2)にも興味があります。

(OrCAD営業部から追加のご紹介)
また、時間のかかるデータべース構築を簡単に行えるOrCAD CIP *3もありますので、こちらも是非ご検討ください。

3.ビジネスマッチングサービス『きばっちんぐ.com™』*4
複数のアートワーク設計会社に一括してコンタクトできるので、普段取引している設計会社が繁忙の際や、費用の見直しを
行いたい場合など、有効だと思います。

■■■ 上述いただいた機能・サービスについて、OrCAD営業部より補足してご案内いたします。 ■■■

*1: OrCAD EDM(Engineering Data Management)とは
  OrCAD Capture環境で、デザインのリビジョン管理、設計データのチェックアウト・ロックが可能で複数ユーザー間での
  設計ファイルの管理課題を解決します。

*2: OrCAD Capture CISとは
  共通の部品データベースへ簡単なアクセスを提供することで、個人管理による煩雑さを改善します。また、部品の
  種類やスペック等の情報から、クエリ検索を行うことができます。設計者は、使用したい部品をチップサイズで
  検索や、納期や在庫状況なども確認しながら仕様部品の選択を行うことが可能となり、設計作業の効率化に
  貢献します。
  

*3: OrCAD CIPとは
 OrCAD Capture CISデータベース管理とオンライン部品検索のためのデータベース管理環境を提供します。
 リアルタイムに電子ポータルサイトが管理している数百万の部品データへアクセスし、CISデータベースに部品情報を
 直接追加が可能なため、データベース構築の工数削減を行えます。

*4: きばっちんぐ.comとは
  OrCAD Captureで回路設計を行うユーザー様(委託者)とAllegro PCB Designer/OrCAD PCB Designerで
  基板設計を受託される企業様(受託)の設計委託ビジネスをマッチングする業界初のウェブサービスです。
  保守サービスに加入されているユーザー様が利用可能で、マッチングに係る費用は一切かかりません。

最後に、INNINGS製品を間近で御覧いただける展示会などのイベント情報があれば教えてください

ISS本部では例年「Japan IT Week春」「Edge Tech+」に出展しています。

次回出展予定は、2023年11月の「Edge Tech+2023」ですので、ご来場の際は、当製品ブースにも
お立ち寄りいただけましたら幸いです。

  Edge Tech+2023  2023年11月15日(水)~17(金)パシフィコ横浜
  https://www.jasa.or.jp/expo/

また、不定期開催ながらウェビナー/オンラインセミナーも実施していますので、INNINGS製品サイト
イベント情報もチェックしていただければと思います。

イノテック株式会社 インテリジェントシステムソリューション本部についてABOUT INNOTECH Corporation

イノテック株式会社 インテリジェントシステムソリューション本部
企業名 イノテック株式会社 インテリジェントシステムソリューション本部
設 立 1987年
主な事業内容 自社製組込みボード、テストシステムの開発、販売
半導体設計用(EDA)ソフトウェア販売
メディアワークフロー向け品質検証ソフトウェア、ストレージ販売
ノイズ解析、モデルベース開発のコンサルティング
従業員数 1,728(連結)、212(個別)
本社所在地 神奈川県横浜市港北区

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